2018年に成人の年齢を20歳から18歳に引き下げる民法の改正が成立し、2022年4月1日からスタートします。
それに伴い、お酒が20歳以下でも買うことができるのか気になるところですが、それはまだダメということになっています。
さらに、選挙権は18歳から認められるようになりましたし、様々な基準が統一されていない印象なんですよね。
ここでは、お酒購入は20歳の誕生日にできるのか、他の国との比較では早いか遅いか見ていきたいと思います。
年齢は誕生日の前日にプラスされる!
20歳になったら成人し大人の仲間入りと言われてきましたが、将来的には18歳から成人となります。
そのため、高校の在学中に突然、未成年から大人になってしまうんですよね。
ところで、人の年齢は誕生日の前の日に1つプラスされるって知っていましたか?
実は、生まれた瞬間を1日目として数えるため、1年後の誕生日は1歳と1日となります。
あまり知られていないものですが、法律で年齢の数え方が定められているのです。
つまり、20歳を迎える誕生日の前日は、19歳の最後の日ではなく20歳になっているということになります。
よくよく考えてみると、誕生日の当日に年齢を重ねる考え方だと、生まれた瞬間が「無」の1日になってしまいます。
わずか1日ですが、思っていたよりも先に歳をとっているのはなんだか悔しい気もしますね。
お酒購入は20歳の誕生日にできる?
そうなってくると20歳の誕生日の前日にお酒を買うことができるのか気になりますよね。
前日に20際になっているのであれば買っても誰も文句を言わないでしょって思うかもしれませんが、答えは×です。
お酒に関しては「満20歳に満たない者は不可」であり、誕生日の前日が終わるまでダメということになるんです。
とはいえ、一般的な考えとしても誕生日を迎えたら20歳とする人が多いので、わざわざ前日に飲むという人は少ないはず。
決まりよく20歳の誕生日に飲むという方が気分もいいですし、あえて前日に飲もうなんて考えないようにしましょう。
お酒購入は他の国との比較では早い遅い?
日本では20歳の誕生日からお酒を購入したり飲んだりできるようになりますが、海外の国ではどうなんでしょうか。
ヨーロッパでは、日本よりもかなり早くから買うことができる国が多くあります。
例えば、イギリス、ドイツ、フランスなどは、16歳から認められています。
アメリカは州によって少し変わってくるのですが、21歳からというところが多いですね。
アメリカのお隣であるカナダでは州によって18歳だったり19歳だったりします。
そのため、アメリカの若者のなかには、国境を渡って未成年のうちから飲んじゃうっていう人もいるようですが・・・。
また、南半球のオーストラリアでは18歳から可能となっています。
アフリカでは早い傾向があり、エチオピアで15歳、ジンバブエで16歳、ガンビアで17歳などなど。
しかし、エジプトやカメルーンは21歳と遅く、アフリカ大陸でも国によってかなりのバラツキがあります。
このように、世界のお酒購入の年齢を比較すると、日本の20歳は平均的といったところでしょうか。
まとめとして
日本でのお酒の購入は20歳の誕生日から可能となり、成人の年齢が18歳に引き下げられても今のところ変わりありません。
ただ、年齢を重ねるのは誕生日の1日前という不思議な制度となっています。
海外では10代からOKのところも多いですが、健康の事も考えると日本では20歳からのままでいい気もしますね。