2019年4月に放送された秘密のケンミンSHOWで話題となった新潟巨人伝説。
新潟県民は、他の県の人たちに比べて身長が高いという特徴があると紹介されましたが、実際に新潟の児童は平均に比べて高い傾向にあります。
新潟県民だからといって必ず背が高いとは限りませんが、同じ日本でも地域で差が出るのって不思議じゃないですか?
ここでは、新潟県民が身長高いのはなぜなのか、高身長有名人や肥満度についても紹介します。
新潟県民が身長高いのはなぜ?
新潟県民の身長が高いのは、気温が関係しているのではないかといわれています。
新潟だけにスポットが当てられているために特別に有名となっていますが、東北や北陸でも身長が高い傾向にあります。
秋田を筆頭に青森、富山、北海道などが高く、その次くらいに新潟が高いとされているんです。
どの地域も冬になれば寒いという共通点があり、動物の体長は寒い地域では大きくなり、暑い地域では小さくなりやすいといわれています。
これをベルクマンの法則といい、分かりやすいもの例としてよくクマが挙げられます。
- 熱帯のマレーグマ:体長140cm
- 暖温帯のツキノワグマ:体長130~200cm
- 温帯~寒帯のヒグマ:体長150~300cm
- 北極のホッキョクグマ:体長200~300cm
これが人間でも当てはまるのかの議論については、賛否の意見もあるため決定的ではありません。
とはいえ、世界ではオランダ人が一番高く、デンマークやアイスランド、スウェーデンなど上位はいずれも寒い国となっています。
寒い国でも大きくない民族(エスキモーなど)もいますし、栄養バランスをしっかり摂れていることが最低条件になりそうですね。
新潟県民の高身長有名人!
新潟県出身の背の高い有名人として名前を挙げておかなければいけないのは何と言ってもジャイアント馬場さんでしょう。
身長は209cmでプロレス界においてもトップクラスに高身長でした。
同じく新潟県出身のプロレスラー・キラーカーンも195cmとかなり背が高い選手でした。
背の高い人といえば必ず名前が出てくる元バレーボール選手の川合俊一さんも新潟県出身で、身長は195cmあります。
このように、芸能界を代表する高身長の方がいるので新潟県は背が高いという印象が強いですが、これはたまたまと言っていいでしょう。
背の高い人は別に新潟でなくてもいますし、全国からバレーやバスケの選手は出ているのでそこまで特別なことでもありませんしね。
新潟県民の肥満度は低い!
新潟県民は身長が平均よりも高い傾向にありますが、特筆すべきは肥満度の低さなんです。
アンファーという会社が2018年に実施した都道府県別にとったアンケートで、BMIから見た肥満要注意ランキングで最下位となっています。
注意しなければいけない都道府県1位は岩手県、2位が福島県、3位が山形県、4位が青森県、5位が北海道と雪国がずらりとランクイン。
そのなかで、なぜか新潟県は最下位になり、高身長でほっそり体型が多いということが示されているんです。
新潟県が独自に実施している運動教室や、ウォーキングイベントなどの政策が県民に浸透しているのかもしれません。
寒いと代謝が鈍くなって痩せにくいイメージですが、そんなことはなく結局はしっかりとケアするかしないかの問題なんでしょうね。
まとめとして
新潟県民は身長が高く肥満度は低い傾向にあり、ほっそり高身長の県だということが浮かび上がってきました。
ただ、栄養が偏ったりカロリーを取り過ぎたりすれば肥満になりますし、病気にも気をつけなければいけません。
結局のところ、身長も肥満も、個々の生活環境や遺伝的な要素も関係してくるので参考程度にとどめておくのがいいかもしれませんね。