2025年開催予定の関西万博のロゴマークが決定しました。
賛否両論ありますが、親しみを持てるロゴデザインですよね。
ロゴデザイナーはシマダタモツさん率いる「TEAM INARI」!
採用の際の涙ながらの発表会見、感動的でしたね。
代表のシマダタモツさんは、いったいどんな方なのでしょうか。また、所属している事務所や、他の作品も気になります。
今回は、万博ロゴをデザインしたシマダタモツさんについて、迫っていきます!
シマダタモツのwiki風プロフは?
グラフィックデザイナー、アートディレクターであるシマダタモツさん。
まずは、シマダタモツさんのプロフィールをチェックしてみましょう!
- 名前:シマダ タモツ
- 生年:1965年
- 出身地:大阪府
シマダタモツさんは、喫茶店を経営するシングルマザーの母親の元で育ちます。
高校卒業後、美術系の専門学校に入学しますが、「矢印を100個書く」などの課題内容に納得できず、1年で中退。
松江寛之デザイン事務所に入社し、1992年に嶋田デザイン事務所を立ち上げます。さらに、2004年に有限会社シマダデザインを設立しています。
大阪万博のロゴデザインが採用されたデザイナーなので、有名大学出身なのかと思いきや、専門学校中退というのが驚きです。
デザイン事務所で修業した後、自分のデザイン事務所を作って独立するというバイタリティーにも脱帽します。
通常、デザイン事務所はクライアントの希望に沿ったデザインをするのですが、シマダタモツさんは、「お金はいらないので、自由に作らせて欲しい」というモットーがあるとのことです。
そんなシマダタモツさんの感性とセンスは以前から様々な分野で認められており、今まで数々のデザイン賞を受賞しています。
主な受賞歴は
- 全日本DM大賞金賞(2001年)
- 日本産業広告総合展銀賞(2002年)
- ディスプレイデザイン大賞 朝日新聞社賞(2003年)
- NYfestival 金賞(2004年)
- 全国カタログ・ポスター展カタログ部門経済大臣賞 金賞・審査員特別賞(2009年)
- NYADCポスター金賞 NYADC図録 金賞(2009年)
- NYADCポスター銅賞(2010年)
- 竹尾賞審査員賞(2010年)
すごい受賞歴ですね!まだまだ他にも数多くの受賞や入選歴があるとのことです。
シマダタモツの事務所は?
1992年に嶋田デザイン事務所を立ち上げたシマダタモツさんは、
そして、今回の大阪万博ロゴは、シマダタモツさんを代表とする「TEAM INARI」のデザインチームが開発したものです。
なんか…こう…なんとも言えないデザインよね(褒めてる)#大阪万博ロゴ シマダタモツ(TEAM INARI)大阪万博2025ロゴの意味と反応まとめ https://t.co/tL1tQStpbt
— アキ@とりあたま (@aki_98170) August 25, 2020
TEAM INARIは大阪市浪速区稲荷を拠点にして、企業のロゴやマーク、広告物などのCI(コーポレートアイデンティティー)手がけているチームです。
メンバーは雨宮深雪さん、大亦伸彦さん、布川侑己さん、上村慎也さん、藤澤勇佑さん、そして代表のシマダタモツさんの6人。
デザイナー、コピーライター、イラストレーターと様々なクリエイティブ職の方が集まっています。
採用された大阪万博のロゴは、セル(細胞)をイメージしたもので、大阪万博のテーマである「いのちの輝き」を表現したものです。
1970年の大阪万博の岡本太郎さん作による「太陽の塔」からもインスパイアされたデザインになっているとのことです。
発表会見でシマダタモツさんは、「企業さんであったら普通通らないもので、ここまで残ると思っていなかった。こういうものが通る万博にして欲しいなと思った」と涙ながらに語っていました。
確かに、一般の私達から見ても、よくあるロゴのイメージらしくないロゴかもしれません。
しかし、この常識を打ち破ろう、新しい物を作ろうとする意気込みが、選考する側にも大いに感じられたのでしょう。
この大阪万博のロゴですが、「かわいい」という声もあれば、「気持ち悪い」という声もあり賛否両論です。
セルたちの目玉が生き物のようで、見ている私達は思わず感情移入してしまいます。
私は、ちょっと潰れている楕円のセルが挟まっているのもかわいくて、ツボだったりします(笑)
このデザインが気に入った方も、またそうでない方も、一度見たら忘れないデザインです。それだけでも、かなりの効果があるロゴマークなのではないでしょうか。
このロゴマークが今後、大阪万博の色々なグッズなどに使用されると思うと楽しみです。
シマダタモツの万博ロゴ以外の作品もチェック!
斬新なロゴデザインで、大阪万博のロゴマークに抜擢されたTEAM INARI代表のシマダタモツさん。
グラフィックデザイナー・シマダタモツさんの、他作品もチェックしてみました。
◇焼肉ノ、シアン(2007年・ロゴデザイン)
黒いシルエットの牛、独特のシンプルで細いフォントデザイン、それなのに、かなりのインパクトがあるところがすごいです。
◇朝日放送株式会社(2008年・ロゴデザイン)
明るいオレンジ、右肩上がりのABCのライン、どことなくかわいらしさがあり親しみやすさを感じる、シンプルで素敵なロゴデザインです。
◇FRANCK MULLER PREMIUM PARTY 艶舞(2007年・ポスター)
数字やミュラーのイニシャルを、これまた独特のフォントデザインで表現。ここにしかない世界に連れていかれそうで、惹かれます。
◇NHKドラマ「TAROの塔」(2011年・ポスターデザイン)
岡本太郎の実話を基にしたドラマのポスターデザイン。
大阪万博ロゴマークでも使用されている目玉がここでも既に登場しています。白地に、鉛筆デッサン画と赤・青・黄の配色バランスが絶妙です。
また、どこかコミカルさもあり「このドラマ見てみたい!」と視聴者に思わせる魅力がありますね。
まとめとして
インパクトある大阪ロゴ万博のデザイナーとして話題となっているシマダタモツさん。
今までの素晴らしい経歴や、新しいデザインを創り出そうとするチャレンジ精神に驚きました。
これからも素晴らしいデザインを私達に提供してほしいですね!