9月5日放送のテレビ朝日系「激レアさんを連れてきた。」で、「マサイ族42人を率いたことがある人」として登場してきた吉開千代さん。
マサイ族を率いる…なんだか、ハリウッド映画の主人公のような状況(?)ですが、そんな日本人の女性がいるなんて!?と、気になりますよね。
今回は、吉開千代さんについて、詳しく迫っていきます!
吉開千代のwikiプロフは?
まずは、吉開千代さんのプロフィールをチェック!
- 名前:吉開千代(よしかいちよ)
- 生年月日:不明
- 出身地:東京都
- 学歴:多摩美術大学デザイン科立体デザイン専攻卒業
- 趣味:ラグビー観戦(特に高校ラグビー)
吉開千代さんは1990年に多摩美術大学を卒業されているとのことで、もし現役で大学を卒業の場合は、今年で52歳くらいであると思われます。
凛としてとてもきれいな方ですよね。
吉開千代さんが造園・園芸に目覚めたきっかけは、美大に在学していた時に「公園にモニュメントを作る」課題に取り組んだことからです。
公園のモニュメント(記念物、銅像)というと、公園の一部、決められたスペースでの独立したデザイン。
吉開千代さんは、この課題に取り組んだ時に「場所ごと造る方が面白いんじゃないか」と思いついたとのことです。
つまり、公園ごとの設計デザインです。
今でこそ、公園なら公園、施設や建築物とその周辺(庭)、街なら街…と、空間ごと設計・環境デザインされることが主流になっていますが、当時は、その概念はあってもまだまだ実現が難しく、アンバランスでした。
もともと実家の母親が植物好きで身近だったこともあった吉開千代さんは、東京農工大学の聴講生になり、園芸概論も学び始めました。
そして大学卒業後は、株式会社環境デザイン研究所に入社し、都市計画や造園設計を担当します。
吉開千代がマサイ族を率いた理由は?
大学卒業後、日本の会社で都市計画や造園設計に携わっていた吉開千代さん。
ここから、どうマサイ族と結びつくのか?と思いますよね(笑)
転機は、環境デザイン研究所に勤めてわずか1年半ほどで起こりました。
友人から、アフリカのケニアのマサイナラという、サバンナに造るロッジの造園計画に携わらないかと誘いを受けたのです。
興味を持った吉開千代さんは、はじめフリーの仕事で、現地での設計だけをするという話だった為、会社を半年間休職し、アフリカのケニアに赴きます。
しかし、設計後、実際に造園する人がいなかったために、そのまま残ってほしいと言われたため、そのまま退職することになってしまいます。
そして現地での造園に取り組みますが、なにしろ場所はケニアのサバンナ。
マサイラマは、ケニアの首都のナイロビから約250kmも離れた辺境地で、労働力が足りなくなり困った吉開さんは、なんと現地に住むマサイ族の男性を雇うことにしました。
求職した数は42人。それで、42人のマサイ族を率いて、仕事をすることになったのですね!
マサイ族の人々との仕事は、日本では考えられないような経験ばかりだったという吉開千代さん。
マサイ族の人々は、作業をしている時に振り向くと、飛ぶ練習をしているんだとか。
マサイ族の男性は高く飛べると、人々から尊敬されたり女性から注目を浴びたりするとのことで、隙あればジャンプの練習をしてしまうんですね。
そこで吉開千代さんは、彼らを役割ごとにグループ分けし、競わせて働かせるなどの工夫をしていたとのことです。
働き方やコミュニュケーションにもアイデアがあって、素敵ですね!
ちなみに、この時に吉開千代さんが関わったケニアのお仕事は、建築家として世界的に有名な故・鈴木エドワードさんが設計したロッジの造園。
ムパタ・サファリクラブ(ムパタロッジ)
というロッジです。
ロッジ周辺の造園も、ロッジや周囲のサバンナと調和がとれていて素晴らしいですね。
私が世界で1番好きなバー。
マサイ族の聖なる丘、オロロロの丘に建つムパタロッジの建築家であるエドワード鈴木さんは、残念ながら今年の9月に永眠されたそうです。
息を呑む景色を残してくださった偉大な建築家に献杯。心よりご冥福をお祈りします。 pic.twitter.com/u1LlCtbdBa
— tokyo2africa🇰🇪 (@tokyo2africa) November 24, 2019
ムパタ・サファリクラブの宿泊は日本在住の方のみ予約できます。
機会があったら行ってみたいです!
吉開千代の現在の職業もチェック!
20代の頃、アフリカのサバンナで、マサイ族42人を率いて造園を行った吉開千代さん。
その後もアフリカのケニアに残り、1991年にMapta Safari Clubでフリーで働き、93年にChiyo&Ci.,Ltdを設立し、ホテルや庭の造園設計や施工管理業務に関わります。
2000年に日本に帰国し、第一園芸に就職。現在、緑化事業本部で主に大使館の庭の植栽に携わっています。
最近は、建物の周りの庭園も美しく、植物の自然と建物の調和がとれた景観を楽しめる場所も増えてきました。
これは吉開千代さん達が切り開いてきた造園設計・空間デザインだったのですね。
日本にこんなに素晴らしくて有能な女性がいたとは驚きです!
まとめとして
マサイ族を42人も率いてケニアに素晴らしい庭園を造った吉開千代さん。
これからもどんどん活躍して、日本や世界に美しい庭を造ってほしいですね!