「パスタ・ワールド・チャンピオンシップ2019」で世界チャンピオンになった、シェフの弓削啓太さん。
パスタ・ワールド・チャンピオンシップは、イタリアの世界最大級の食品メーカーである「バリラ」と「アカデミア・バリラ」が共催。
全世界から集まった若手のイタリアンシェフがその腕を競い合い、「パスタ界のワールドカップ」と呼ばれるほどパスタ業界の中では有名な大会なのです。
2019年10月10日から11日にフランスのパリで開催された大会で、弓削啓太さんは日本代表として、見事チャンピオンに輝きました。
そんな弓削啓太さんについて詳しく知りたい!
そして、甲子園球児だったという噂なのですが、高校はどこなのでしょう。
弓削啓太さんが大会で手がけた世界一のパスタも気になります。
今回は、パスタ世界一の弓削啓太さんについて、迫っていきます!
弓削啓太のwikiプロフは?
「パスタ・ワールド・チャンピオンシップ2019」で優勝した弓削啓太さん。
まずは、wikipedia風プロフィールをチェックしてみましょう。
- 名前:弓削 啓太(ゆげ けいた)
- 生年月日:1985年11月3日(34歳)
- 出身地:佐賀県鳥栖市
- 所属:サローネグループ
- 店舗:SALONE 2007(神奈川県横浜市)料理長
弓削啓太さんは、高校卒業後、語学留学のためにカナダのバンクーバーに訪れます。
イタリアンレストランで皿洗いのアルバイトを始め、料理の世界がとても新鮮で楽しかったという弓削啓太さん。
弓削啓太さんの良い働きぶりと、楽しそうな様子を見た料理長の薦めで、そのままカナダの料理学校に2年間通います。
料理学校を卒業後、帰国。
フレンチの老舗「シェ・イノ」で、フランス人パティシエのアシスタントとして修業を積みます。
やがてフランスに魅力を感じた弓削啓太さんは、パリに渡り、フレンチの名店「ギー・サヴォワ」で修業を経験。
そして帰国後は、そのままフレンチの道に進むと思いきや、勤務を希望していたフレンチレストランが一時休業中だったため、イタリアンの世界に足を踏み入れます。
そして、2011年からイタリアンレストラングループの「サローネグループ」に入社。
わずか2年目で、サローネグループが初めて大阪に出店した「クイントカント(QUINTOCANTO)」の初代シェフに抜擢されます。
イタリアンの魅力を知った弓削啓太さんは、イタリアでも修業を積み、帰国後、2018年11月に現在も所属する「SALONE 2007」のシェフを務めます。
そして、2017年に初出場してから2度目の出場となった「パスタ・ワールド・チャンピオンシップ2019」で若手イタリアン・シェフの頂点を極めるのです。
弓削啓太さん、まだ34歳でありながら、フレンチからイタリアンまで、幅広く学ぶ姿がとても素晴らしいですね。
弓削啓太の高校では甲子園に?
世界一の日本人イタリアンシェフ、弓削啓太さんですが、なんと高校の頃は甲子園球児だったとのことです。
出身高校は
鳥栖高校(佐賀県)
です。
鳥栖高校は野球の強豪校で、プロ野球選手を多く輩出しています。
元・横浜ベイスターズ監督の権藤博さん、元・広島東洋カープの緒方孝市さんなどもその1人。
野球部ではないですが、実はお笑いコンビの「どぶろっく」の2人も卒業生です(笑)
弓削啓太さんも鳥栖高校ではサードを守り、甲子園出場経験があるとのことです。
野球で学んだのは「チームワーク」だという弓削啓太さん。
現在シェフを務めている「SALONE 2007」でも、もう1人のシェフの青木一誠さんと「ダブルシェフ」という形を取り、メニュー作りをしています。
また、他のシェフともチームワークを大切にしているとのこと。
仲間を大切にする気持ち、そしてどんな厳しい料理修行もコツコツとやり抜く努力、甲子園球児としての経験が活きていますね!
弓削啓太の世界一になったパスタも紹介!
「パスタ・ワールド・チャンピオンシップ2019」では、世界14カ国の代表が出場。
1回戦の後、8名が選ばれ2回戦に進み、決勝であるファイナルステージでは4名が競い合います。
大会テーマは「The Art of Pasta」。創造・芸術性が求められました。
それでは、ここで弓削啓太さんが手がけた3皿をチェックしてみましょう。
◇1回戦目
「ペンネ・ゴルゴンゾーラ・プロフーモ・ジャッポネーゼ」
酒、山椒、ゆずなど日本の食材の魅力を引き出したパスタです。
◇2回戦目
「スパゲッティ・インテグラーリ・イン・サルサ」
「ウェルビーイング」のコンセプトが求められる中でのパスタ作り。食でコンセプトを表現するなんて、素人の私達にはなかなか考えられません!
◇ファイナルステージ
「ペンネ・ゴルゴンゾーラ・プロフーモ・ジャッポネーゼ」
決勝は初戦と同じメニューでプレゼンテーションを変更したもの。
青い佐賀の有田焼の器で披露し、佐賀の海苔などを使用した、故郷の魅力が沢山詰まった渾身の一皿です。
そして、弓削啓太さんの3皿のパスタの独自性、芸術性の高さが認められ見事優勝。
「The Barilla Master of Pasta」の称号を手にします。
日本の良さをパスタで最大限に表現してくれたメニュー、ぜひ一度、味わってみたいですね。
まとめとして
世界一になった今も、これからも学ぶ姿勢を持ち続けたいと語る弓削啓太さん。
謙虚な姿勢、本当にすばらしいですね。日本に弓削啓太さんというシェフがいることを誇りに思います。
これからもグローバルに活躍してほしいですね!