新型コロナウイルスによって2020-2021シーズンに開催される三大駅伝にも影響が出てきてしまいました。
三大駅伝は、お正月の風物詩となっている箱根駅伝のほか、出雲駅伝、全日本大学駅伝の3つを指します。
選手はもちろんのこと、テレビや沿道で応援するファンのみなさんも開催されるのかどうか気になるところなのではないでしょうか。
ここでは、三大駅伝の2020-21の日程や中止の大会、最長距離なのはどの大会なのかお伝えしていきます。
三大駅伝の2020-21の日程!
三大駅伝は、学生三大駅伝とも呼ばれ大学で駅伝をやっている選手にとっては憧れの舞台です。
例年であれば、出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝の順番で開催されます。
予定されていた2020年~2021年の日程はそれぞれ次のとおり。
出雲駅伝
日程:2020年10月11日(日)
全日本大学駅伝
日程:2020年11月1日(日)
箱根駅伝
日程:2021年1月2日(土)~3日(日)
三大駅伝を全て優勝すると3冠ということになりますが、これまでに達成した大学はわずか4校のみなんです。
- 1990年:大東文化大学
- 2000年:順天堂大学
- 2010年:早稲田大学
- 2016年:青山学院大学
2015年~2018年まで4連覇した青山学院大学でも1度しか経験がないことからもどれだけ難しい偉業かが分かりますよね。
そもそも開催できるかどうかにもよりますが、調整も難しくなりますし、さらに難易度が上がったことは間違いありません。
三大駅伝の2020-21は中止の大会も!
新型コロナウイルスの第2波と思われる感染者の増加によって、各種イベントが予定通り開かれるのかどうか注目が集まります。
スポーツの試合などは、徐々に観客を入れて行われていますがそれでも3密を避けるため人数制限を行っています。
そんな中で、7月26日には出雲駅伝の中止が発表され、翌日には開催都市である出雲の長岡秀人市長が会見を行っています。
中止の理由は、運営ボランティアに年配の方が多いため安全を考慮したため。
第32回出雲駅伝中止が正式発表。https://t.co/LszPlYUrE9 pic.twitter.com/aC7wKob6md
— EKIDEN News (@EKIDEN_News) July 27, 2020
さらに密集が予想される沿道の観客について、適切な制御を行うことが難しくなることが挙げられます。
出雲駅伝は、2014年に台風で中止されたことがあり、通算2回目となります。
全日本大学駅伝と箱根駅伝は県境をまたぐレースになるため、感染拡大を制御するのはより難しくなってきます。
今後、冬に向けて世の中がどのような状況になっているのか、どんな判断になるのかによって判断されることとなります。
三大駅伝の2020-21で最長距離なのは?
三大駅伝のなかで、一番最長になる距離は箱根駅伝の217.1kmとなります。
逆に一番距離が短いのは出雲駅伝の45.1km、全日本大学駅伝は106.8km。
箱根駅伝は2日にわたって行われますが、走る人数は10名とやはり一番多くの選手が出場します。
出雲駅伝
- 全長:45.1km
- 出場選手:6人
全日本大学駅伝
- 全長:106.8km
- 出場選手:8人
箱根駅伝
- 全長:217.1km
- 出場選手:10人
区間によって走る距離は変わってきますが、箱根駅伝では選手層が厚くなければ上位進出は厳しい大会となります。
短い距離でも長い距離でも速くなければいけませんし、三冠達成が難しい理由が分かるかと思います。
一番注目度の高い箱根駅伝に力を入れている大学は多いですが、今後の情勢によっては中止になることも考えられます。
開催できるようにと話し合いが続けられているとのことですが、走ることすらできないとなれば悔いが残ると思いますし開催を願わずにはいられません。
まとめとして
出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝は合わせて三大駅伝と呼ばれ、特に箱根駅伝はもっとも力を入れている大学が多いと言われています。
新型コロナウイルスの影響で10月11日に開催される予定だった出雲駅伝は中止が決定。
他の2大会については開催するべく検討が続けられていますが、ぜひ無事に開催していただきたいものです。